ムーカンチャイが誇る棚田の魅力￼

前回の記事を読んでくださった方は
すでにご存知かもしれませんが…
ムーカンチャイといえば
何と言っても「棚田」。
実際にその魅力的な景色が評価され、
ムーカンチャイの棚田は
「ベトナム国家文化遺産」
に指定されています。

今回はそんなムーカンチャイの棚田について
もう少し詳しくお伝えできたらと思います＾＾

ムーカンチャイの象徴「Mâm xôi」
季節によって様変わりする棚田

ムーカンチャイの象徴「Mâm xôi」

まずはムーカンチャイで
一番有名な棚田の絶景スポット
を紹介させて頂きます。
それがこちらの
「 Mâm xôi(マムソイ)」です！

もしかしたら写真で見たことがあるという方も
いらっしゃるかもしれません。
実は結構別の場所のイメージ写真として
旅行会社が扱っていたりします…
ただこのお盆のような特徴的な棚田は
ここムーカンチャイでしか
見ることができません！
このMâm xôiはムーカンチャイの町中から
バイクで20分程で行くことができます。

位置関係でいうとこんな感じ。
地図だと伝わりづらいんですが…
途中から幅の狭い山道を
登っていく必要があるので、
個人的にはバイクで行くことをお勧めします。
バイクはホテルでレンタルできますし、
バイクの運転ができない場合は
バイクタクシーの利用も可能です。

前回の記事にも書いた通り、
ムーカンチャイでは様々な場所で
棚田の景色を見ることができますが…

その中でもムーカンチャイの象徴的存在である
この「Mâm Xôi（マムソイ」は
必ず見ていただきたいスポットの一つです＾＾

季節によって様変わりする棚田

棚田ではもちろん毎年お米をつくっているので、
訪れる季節によって
全く別物の景色となるのがまたステキ。
私が初めてムーカンチャイの棚田を見たのは12月。
既に稲刈りが終わった後の景色でした。

地元の人には「時期が遅かったね」
と言われるのですが、
それでも一面に広がる棚田に感動しましたし、
この景色を見た瞬間ムーカンチャイのことが
大好きになりました。

一方で５月・６月頃になると
棚田に水が張られ田植えが始まります。
この季節は「Mùa nước đổ」
（水が注がれる季節…）と呼ばれ、
棚田に張られた水に太陽の光が当たることで
幻想的な風景を作り出します。

植えられた稲が緑色に輝く場所と、
田植え前で棚田に張られた水が
赤色の土を輝かせている場所との
コントラストがあるのもまた素敵です。

そして最も有名なシーズンは
9月・10月稲が刈られる直前の
「 Mùa lúa chín」（熟した稲の季節…）
と呼ばれる季節。

黄金色に輝く稲が一面に広がる様子は、
写真でみてもまさに絶景！
観光客が年間で最も訪れる季節でもあります。

そしてこのステキな景色を作り出しているのが
モン族という少数民族の人々。
この壮大な景色は毎年モン族の人々の
田植えや稲刈りという労働に支えられて
作られていると思うと尚更感動ものです。

今日は私がムーカンチャイを好きになった
理由の一つでもある棚田の絶景スポットと
季節によって様変わりする棚田の魅力を
改めてご紹介させて頂きました。

私も12月に来たばかりなので、
まだ直接すべての季節の景色を
見ることができている訳ではありません…
ただムーカンチャイで生活していると
ムーカンチャイで暮らす人々が誰よりも
この棚田の景色が好きなのが伝わってきます。
本日紹介した写真もほとんどが
ムーカンチャイに住むベトナム人の友人が
提供してくれたものです。

だからこそ私も尚更それぞれの季節の
ムーカンチャイの棚田を堪能できる日が
待ち遠しくて仕方がありません。
みなさんはどの季節の棚田を観たいですか？
ぜひ今後ムーカンチャイに行く季節を検討する
参考にしてみていただけると嬉しいです＾＾